噛み砕いたカプセル
憂鬱を混ぜたワイン
水に解けた有毒
虚ろな瞳の少女
写らない写らない
その姿は不鮮明で
笑わない笑えない
惨めな姿の少女
嬉しかった思い出
まだ忘れられず
気がつけば縋って
前に進めない
人はいつか死んで
灰になるの
そんなことは解ってた
どんなに爪を立てて
逆らっても
抗えぬ事実は迫る
ならばどうする
私はどこに行けばいい
この手足が動く内に
何を見つければいい
夢もいつか覚めて
朝になるの
そんなことは解ってた
どんなに眠り続けて
逆らっても
輪廻という時の流れで
虚ろな世界へ
落ちていく