密かな野望

オレンジ  2010-05-12投稿
閲覧数[565] 良い投票[0] 悪い投票[0]



僕には密かな野望がある


例えば君は
今まで出会った中で
最強のライバルだけど

一番信頼の置ける最高の
友だと思っているんだよ


わかってる


厳しい競争の世界で
そんな馴れ合いは必要と
されてない事くらいはね

だから普段は
あまり言葉も交わさない

でもね

やっぱり
君と友達になりたいな

別に

いつも共に行動したいとか空いた時間に なんとなく電話して会話するとか

そういう関係じゃなくてもいいんだけれど

そんなのは
誰とでも出来るからね

君は僕にとってやっぱり
信頼の置ける人だから

君が困った時には
出来るだけの事はしてあげたいと思っているんだよ

でも 言葉にはしない

自分の発言に伴う自信は
まだないから

だけどいつか

そう いつの日か

君にとって僕が
とって置きの切札みたいな

そんな存在に
なれればいいなと思ってる

他人にとっては
ちっぽけな事かも知れない

けれど

そうこれが

僕の密かな野望なんだ




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 オレンジ 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ