先輩-1st Love-

PEACH  2006-08-25投稿
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──先輩。
私は、これで三回目の春を迎えたよ。

私、沢中結奈。
私が先輩に出逢ったのは、四年前の春。
高校に入ったばかりの私は道で迷ってた…


「体育館って何処なのさー…!!!」

「君…新入生?どうしたの?」

「た…体育館って…何処に行けば良いんですか…?」

「あ、バスケ部入部希望とか!?」

「は…い」

「マジで!?俺、バスケ部の二年なんだ!!案内するよ!」

「マジですか!?…ありがとうございます!!」

「良いってことよ♪」

迷っていた私を優しく案内してくれた。
私は一目惚れだった。

──ガッ

「あ゙あー!!!!!」

「結奈、シュート下手くそ(笑)」

「先輩だって同じじゃん!!」

「結奈ちゃん?なんだって〜?」

「あ…ごめんなさい(笑)」

私がシュートを外すと、からかってくる。
無理を言って、朝練にも付き合ってもらった。

「結奈ー…」

「なんですか?先輩」

「俺等って……付き合ってる?」

「は………??」


突然の告白に驚いた。
その時は、ただ…信じられなかった。

「あ…玉砕?(笑)」

「え……す…好きです////」

「…マジ?////」

「はい…////」

先輩と出逢って、初めての秋。……私達は付き合うことになった。

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