「いいいいっ今笑い声がぁぁぁぁ!!!!」
ガクンと腰が下におり
情けなく少女は先の見えない暗闇を指さした。
「は・・・・はぁ!?なっさけねぇなっ!!」
勿論かっこよくいったつもりだった が
足は少女以上に震えている。「翔ちゃん・・・・怖いの?」
立場が逆転した少女は
大丈夫といわんばかりに髪をそっと撫でる。
「なっ・・何すんだよっ。」
真っ赤で言われても説得力というなの根性が欠けているが、先に進むために伸せた手を退けた。
「で・・・・で翔ちゃん・・・
かか・・・かえろ?こんなとこにいたって・・・」
さっきの調子は暗闇に押し殺されてしまったのか
始めより青ざめている
「だ・・・・だな。あれはきっと幻聴だ☆うんうん」
帰ろうと言っただけなのに・・・・
と表情をしたが 笑い声の恐怖に強がりを見せる少年に、思わず笑みを溢してしう。可愛い^^
「うん 帰ろう翔ちゃん」
「あ・・ああ」
《ガチャッ
《ガチャガチャ
《ガチャガチャ
ここからが薔薇との闘い 入り口は茨で固く閉じられていた。クスクス
「くっそ・・・・・!!!」
「 いつも扉は一方通行 ♪ 入り口は初め
出口は終わり ♭
水の流れにそっていけ♪
逆らう小人 挟まり消える♭
出口はこぉっち 」
狂ったようなテノ―ルが
少年少女に音を届け
這い近づく。
「きゃあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!!!」
キィ―――――――ン
「うおおお!?!?
ってうるせぇ!!!」
恐るべし女子の声
下手すればあの声より怖い
「ぅあああああああああん!帰れないよぉ〜〜〜〜!」
キィ―――ン
「だ・・・・大丈夫だって・・!
な・・・泣くなっての!」
慰めるしか手立てはない
とにかく涙でベトベトになった顔を手で拭ってやった
続。
【ごめんなさいm(__)m
なんか最初らへんが恋愛ものみたいになってますが気にしないでください☆】