雪野は、また何か気付いたのか、京都の顔をみた。
「ねぇ宇川君。私また気がついちゃったんだけどさ………私たちって殺された人の詳細って知らないわよね」
今まで全く触れなかったがかなり重要な問題点を指摘された京都は唖然とした
「確かに……優の資料にも書いてなかった………ってかそれ重要じゃん！！この事件って絶対計画性があるから被害者に何か重要なヒントが潜んでいるはずだよ」
今まで気がつかなかった自分に少し呆れたのか初めは少し興奮して話していたが、だんだん脱力してきた。
しかし脱力してもなお
「じゃあ次の行き先は決まったね」
呆れ顔を笑顔に変えて雪野に不敵な笑みを送る京都に雪野は観念したのか
「………わかったわ。遺体安置所ね」
↑若干の抵抗をして声を引かせながら答えて若干後悔した。
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