――ファミレス
聖「…そういうことか…」
急遽集合させられたメンバー。光希が事情を話す間、全員が口を閉ざしていた。
光「ごめん…自分でも正直、まだ迷ってて…」
全員が黙ったままの中、最初に口を開いたのは翼だった。
翼「なーんや!そんなことか。」
光「…え?」
翼「それより俺、腹減ってんねん。なんか頼もう、おねーさぁん!!!」
美「わざわざ呼ばんでも、そこにスイッチあるでしょ」
猛「俺も腹減ったな、すみませーん!ハンバーグ!!!」
波「タケ、半分こしよー!」
秋「じゃあうち、このサラダ」
聖「お前ら、行儀よくしろよ!」
光「…?!」
いつも通りのメンバーに戸惑う光希。そんな光希に隣の拓郎がちらっと視線を送る。
拓「…皆、そんなのたいしたことないって言いたいんだよ。お前がどんなに遠くに行っても、ずっと関係は変わらないって。距離なんか関係ないって。」
光「……。」
聖「そうや、みっきー。遠くへ行ったからって“さよなら”なんてことはないで」
猛「たとえ地球の裏側に行ったとしても…うっ…おりぇらはぁ…うっ…ともらち…で…うわーん!」
秋「もう泣かんといてや!せっかく堪えてたのに…わぁん!!!」