故郷を離れ初めての冬が訪れ
列車に揺られ懐かしいあの町へ帰る
空は夕陽に赤く染められ走る列車を包み込む
窓を開ければ風が吹き抜け僕の頬は冷たく凍った
懐かしいあの人に電話をしようか…
昔はなんともなかったのに
携帯を持つ手が震えだした…
公園通りを独りで歩き木枯らしに心が震える
去年の冬は何をしてたか…
こんなに寒くはなかったろうに…
踏み切りで列車が去ったあと
向こうに君が立ってるような気がした…
だけどやっぱり独り
沈む町並み
もう帰ろう
懐かしいあの人に電話をしようか…
昔はなんともなかったのに
携帯を持つ手が震えだした…
時は流れあれから君は
この町の風の中で
変わってしまったのかな…?
君の声を聞かぬまま僕はまた違う風の中へ…
君の声を聞かぬまま僕はまた違う風の中へ…