――翌日
翼「よっしゃぁ!!今日も笑顔で頑張るでえ!!ぅぉおおおおぉぅー!!」
猛「うおぉー!!!」
拓「お前らうっせぇ!」
隆「なんや、こないだのお前らは夢やったんか?こーんな顔しとったで?」
翼「それは隆ちゃんの目が汚れとったんや!」
隆「俺の目はピカピカやで」
翼「カピカピじゃなくて?」
ボコッ
翼「いっってぇ!!!!!」
拓「隆ちゃん…あのさ、俺ら…」
隆「話なら翼に聞いたで」
拓「あ、そうなん?」
翼「もう翌日に言った」
慶「…」
拓「まあ…ならいいや」
隆「…お前らの解散は、前向きな解散なんやろ?」
翼「うん、だから最後まで笑って終わらせるって決めた」
隆「そうか…」
光「お兄ちゃん、うちも…」
隆「先に進むんやな?」
光「うん」
隆「でも、逃げて無駄じゃなかったやろ?」
光「え?」
隆「お前が逃げてなかったら、こいつらには会えなかったやろ?」
光「…うん!」
翼「あ、そろそろ行こうや」
聖「そやな」
隆「あ、ちょっと待て」
階段をのぼりかけた9人を隆一が呼びとめた。
翼「ん?」
隆「お前はいらんわ」
翼「あ?!」
隆「慶太郎、お前に話がある。」
慶「…?」