その頃…
「逃がした?」
空にぃはプクーッとほっぺを膨らませ、激怒していた。空にぃが怒っているので、東京は雷雨?そう、空にぃは天気も操れる。(空なだけに)
ラスボスにふさわしいキャラなのだ。
「私がいながら…」
アレンが告げた。
実は、アレンは空さまがいる限り死なない。たとえ黒焦げになっても死なないのだ。
「あの有馬とか言うヤツ、ムカつきすぎますっ!」
「そうか。やっぱり有馬。私の計画どおりにほっぺを成長させているのだな?」「は…はい?」
アレンは急に喜ぶ空さまを見て嬉しくなった。
「今日は、明日の儀式のために、早く寝よう。」
「そうですね…向こうも、いいトレーニング時間となることでしょう。」
有馬のいない部屋。
2人はもう頭がダメになりそうだった。
「みーくん…。家に帰りたくない。できればずっと泊まりたいよ。」
おかたくから漏れる本音。「僕も…ずっと泊まりたい。」
泊まりたい…。
ドアの向こうに、有馬が聞いていた…
と言う事を、2人は知っていたのだろうか。