イジメの原理(1)

さんちゃん  2010-05-30投稿
閲覧数[439] 良い投票[0] 悪い投票[0]

イジメの原理(1)


考えてみれば
幼少期は酷かった

養護学校と盲聾学校の
一緒の学校に通い

下校時は
普通の小学校の
いじめられっ子が
ストレス発散に
校門に徒党を組んでた


養護の子供には暴力
盲の子供の荷物を投げ
聾唖の子供には罵倒を浴びせた


眼の手術が成功するまでなすすべなく
身体に障害のある人間をイジメる最も卑劣な暴力を受け続けた


眼の手術を終え
普通の小学校に復学したときは
平常の神経ではなく
全員が敵に見えた


少し落ち着いときに
前の学校に行ったら

相変わらずの徒党が
僕の前の母校の友達を
いじめていた

しかし
前と違ったのは
女の子に対する
男の性的なイジメだった

身体は小さかったが
僕は親父の薦めで
柔道をしてた僕は
体力には自信があった


おもむろに
側にあったレンガを持ち女の子をイジメてる男の頭に無造作にレンガを降り下ろした

こんなヤツ死んでもええ

僕はカバンを取られ
追いかけてる時に
マンホールに落ち
出血多量で意識が遠のいたときのことも思い出した


今は考えると
子供の頭は柔らかい
よく相手は死ななかったと思う


殴られた男の頭から
血が吹き出してきた

僕は馬乗りになり
男を殴りはじめた時は
徒党を組んでいた子供達は大人を呼びに行ってた

自分が虐げられた日々と女の子を辱しめるイジメは僕の怒りのリッターを越えた…

お前も目が見えんようになるよにしたるわ!

機械のように
冷酷に殴り続けた



〜続く〜



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さんちゃん 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ