ママだけの夜に(決心2)

さんちゃん  2010-05-31投稿
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ママだけの夜に
(決心2)



愛菜は
不思議な人だった

夜の住人とは
思えない穏やかさで
アフターはなし
※入店条件だったらしい

僕に目をつけられた時は心底困り
ママに相談したようだ


とにかく
自分からは話せない
不思議なナンバーワンだったが
静かな雰囲気と美貌で
指名は多かった


何度指名しても
会話は弾まず
アフターは完全拒否


僕は優に
お願いして
三人でアフターを
お願いした

優は珍しく(僕にとって)ただの飲み友達で
僕の関係ある嬢達とも
仲良しで
既に主任になっていた


優と愛菜と僕で
馴染みのショーパブに
入った

このショーパブで
僕はスタッフ以上の
人気者で
いつもお客さんを
笑わせていた

愛菜も
僕のショーに
大笑いしてくれた

・・・・・・・・・・

やっと
アドレスを交換して
愛菜からメールがきた


[昨日は久しぶりに大笑いできました。ありがとうございます]


愛菜を店で指名すると
問題が多いので

愛菜が店が終わると
ファミレスで待ち合わせ二人で夜食を食べるのが日課になった


愛菜は月に七桁稼ぐ
売れっ子の嬢だが
生活は性格似て
質素だったが
ある日
理由を教えてもらった



父親がガンで
治療費の仕送りで
大変なことを聞いた

愛菜は
毎月田舎(福岡)に
父親を
見舞いに帰っていた


愛菜との夜食会も
一月過ぎた頃に
愛菜から
意外な誘いがあった


今度一緒に(福岡に行き)父親を見舞う?



…確かに
僕は神経が少しおかしいので自分が既婚者でも付き合ってる両親に会うなんて茶飯事だった


しかし今はまだ
愛菜とは
ファミ(レス)友に
過ぎないし
手も握ってなかったのだ


〜続く〜

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