アドを聞いた次の日
昨日雅也に自らアドを聞きに行こうと言った友達が
あたしが学校につくなり
泣きついてきた
「昨日メールしたのに、ああ、とか、うん、しか返ってこなかったよ〜」
正直あたしは結構メールが続いたし
話しもそれなりに盛り上がった
なんて声をかけたらいいのかわからなくて困る半面
あたしは心の中で、にんまりとしていた
「ゆうきはメールどうだった?」
これには焦った
けど適当に
「あたしもそんな感じかな」
と返した
あたしは調子に乗っていたんだ
もしかしたらあたしが特別なのかって
だからきっとあたしは雅也にメールで彼女いるのかなんて聞いてしまったのだ
返ってきたメールは
ーいる…けどいきなりなした笑ー
だった
笑った
自分の考えの甘さに
自惚れてたんだ
きっと
人の気持ちなんて
すぐにかわるって
高をくくっていた
つづきます