それからしばらくの間は、彼女がいたなんて忘れるくらい仲良くなっていた
いつからだろう
こっちから送らなくても向こうからメールが来るようになったのは
あたしから一方的だけど
愚痴を話すようになって
それを静かに聞いてくれるようになったのは
雅也は基本的にクラスの女子と話さなかった
だからあたしは唯一クラスで話す女子だった
雅也にアドを聞いた子に反感を買うかなと考えていたけど
その心配は不要だったみたいだった
他のクラスにかっこいい人を見つけて
そっちに夢中になったから
そして学祭の時期が来た
雅也と一緒に楽しい学祭を過ごすはずだったけど…
つづきます