BREEEEEEEZE

晩餐者  2010-06-05投稿
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たまには明るい内容を(笑)














誰かが歌う。

僕には別段気になる歌ではなかった。
よくある明るいJ-POPのメロディに、軽やかに乗っている歌詞。

そう、飽食気味のよくある歌。

けれど、何かが心にかかったんだろう。
自らの結婚式の一場面に使った。
その歌をきっかけに、
皆がグラスを鳴らした。

始まりのメロディが、
清々しかったから?

懐かしいあの日。
皆、確かに笑ってくれた。
目まぐるしい毎日に、
朧げにしか思い出せないけど。

どこかの詞が良かったから?

懐かしいあの日。
愛する人も微笑んでいた。


今では遠く感じる想い出のひととき。

でも、確かに今も、
愛してる。

愛しあっている。






…思い出した。

君には内緒なんだけど。



その誰かは、歌っていたんだ。


『キミは、そう女の子の最高傑作』


って。

誰かが君を馬鹿にしても

誰かが君を嫌っていても

誰かが君を無視しても

僕には、君は確かに
『女の子の最高傑作』
なんだ。


使ったのは、ほんの冒頭だけだから、
その詞が、その場の誰かの耳に入る事はなかった。


『風になりたくて』


そう、僕も風になりたくて、たまに空を見上げる。

風になって、
君の頬を優しく撫でたら、
君はきっと微笑んでくれるだろうから。


…本当、僕はまだまだ青いな。













『青春』なんて、
気持ち悪いなぁ(笑)



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