これであたしは先生のメールを無視できなくなった
先生のメールは過激になり、あたしは我慢できなかった
しかし、学校までにメールをしてくるようになって
ある日
ー今から学校行くよ、家まで車で送ってやるー
というメールがきた
怖かった、外を見ると先生の車がちょうど校門を通った時だった…
体がガタガタと震えた
怖い…
その時、後ろからポンと肩を叩かれた
びっくりしすぎて、倒れてしまった
いった……くない?
雅也があたしの腕を掴んで倒れるのを防いでくれたおかげだった
「おい!大丈夫か?」
やばい、心配をかけるわけにはいかない
「大丈夫大丈夫〜、ありがと!」
うまく笑顔を作れたと思う
しかし雅也は急に悲しい顔になった
「頼っていいんだぞ?」
その瞬間あたしは雅也の背後にまわって
背中に顔を押し付けた
声を殺して泣いた
だってきっと雅也の前で泣いたら
雅也が困ってしまうから
雅也はなんも言わず、あたしに背中を貸してくれた
その時の背中がどれほど逞しくて、優しかったか
つづきます