雅也?0

ゆうき  2010-06-08投稿
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これであたしは先生のメールを無視できなくなった
先生のメールは過激になり、あたしは我慢できなかった


しかし、学校までにメールをしてくるようになって

ある日


ー今から学校行くよ、家まで車で送ってやるー


というメールがきた
怖かった、外を見ると先生の車がちょうど校門を通った時だった…


体がガタガタと震えた

怖い…



その時、後ろからポンと肩を叩かれた
びっくりしすぎて、倒れてしまった


いった……くない?


雅也があたしの腕を掴んで倒れるのを防いでくれたおかげだった


「おい!大丈夫か?」


やばい、心配をかけるわけにはいかない



「大丈夫大丈夫〜、ありがと!」


うまく笑顔を作れたと思う
しかし雅也は急に悲しい顔になった


「頼っていいんだぞ?」



その瞬間あたしは雅也の背後にまわって
背中に顔を押し付けた

声を殺して泣いた


だってきっと雅也の前で泣いたら
雅也が困ってしまうから


雅也はなんも言わず、あたしに背中を貸してくれた


その時の背中がどれほど逞しくて、優しかったか


つづきます



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