「私達の何が気に食わないの!?」
恋那はバカのように
泣き叫んだ…。
「全部が。」
感情のこもっていない
棒読みで柊が話した。
「一応言っておく。
屋上に閉じ込めたのも
全部…私がした。」
「な…んで…?」
恋那は固まった。
俺は疑問を浮かべて、
柊ハルキに告げた。
「泣きたいなら、
こんな事しないで…
泣けばいい。」
俺には、すべて…
お見通しだったのだ。
「あなたは泣く人を
死ぬまで愛せるの?」
「ああ…死ぬまで。」
「死ぬまで私の存在を
覚えておいて。」
「開けなさいよ!!」
「開けてどうする。」
「泣けばいいだろ。
俺が、柊ハルキを
受け止めるから…」
「バカ言わないで…」
「だってバカだし。」
「開けてあげる。
でも…泣いていいなら」
「泣いていい…」
ガチャッ
「うっ…グスッ」
柊の泣いた顔…
泣いていいなんて言ったけど、見たくなかった。
それが…俺の本音。
だって、恋那を諦めないといけないんだろ?
柊の言葉によると。
そんなの…嫌だね。
「ハル…私が、ハルの気持ち…奪ってたの?
それは、悪かったわ…
でもね。素直になれば
後は楽よ!…けど、
私だって、素直以外のツンデレだから…
言えないけどっ…」
「…いい。私こそ…悪かった。反省している。」
「許さなくていいのよ
私が悪いんだから!」
「お互い様…。」
「俺も話に入れろっ!」
俺は心の中の言葉を
告げる事なく、
本音を話すのをやめた
俺こそ、素直になれない人で…ツンデレだぜ。
次回予告\r
ツンデレな杉浦時雨の文化祭準備。
次回からは、なんと!
文化祭編突入ですっ♪
文化祭と言えば…
屋台に劇にライブに
コンテストに…
様々な出し物があるわよね!
文化祭にれんあい部は
劇とライブで出場しようとするのだが!?
まだまだ見逃せない、
時雨を巡る…恋那とハルキの戦いだって!?
次回もお楽しみにデス。 ayaki
最近、投稿が出来なくてすみません(汗)
これからは、会いたかった。君に…も、
投稿しますので、よろしくですっ☆