スカバンburn!!最終章 -106-

きゃしー  2010-06-13投稿
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――拓朗の家

琢「いよいよやなー」

部屋で漫画を読みながら、琢磨が間延びした話し方で言った

拓「そうっすねえ」

琢「緊張せんの?」

拓「んー別にぃ。何、応援するために今日は珍しく家に来たん?」

琢「いやープレッシャーかけたろうと思って。」

拓「なんやねん、それ。頑張れくらい言えや」

琢「いや、頑張れは当日がええやろ」

拓「は……当日…?」

琢「俺行くねん、当日。…あれ、言わんかった?」

拓「は…?…来る?何しに?」

琢「まあ…応援しに?…お嬢がどうしてもって…」

拓「…お嬢?」



――慶太郎の家

「大会なんて緊張するね」

遅い夕食を取っていた慶太郎に母が声をかけた

慶「…うん、まあ」

「ちゃんと用意した?明日は朝早いんでしょ?」

慶「大丈夫。…なあ、母さん」

「ん、何?」

慶「話があんねんけど…」


慶太郎は箸を置いた


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