眠りについたはずの私の意識がイヤな音を察知する、
??耳鳴り?
遠くからだんだん近くに、来た!と思った瞬間、私の体は金縛りに。いつも体験している事。ただ今から起こる事は毎度違う事。
自由を奪われた私はひたすら元に戻るまで、魂が抜け出ないように踏ん張る。
…どこからだろう‥家の外からだ、何か聞こえて来た。
〜ウヒャヒャヒャ‥ウヒャヒャヒャ…
その笑い声はすごいスピードでこっちに向かってくる。家に入った!来た!!
ウヒャヒャヒャ、ウヒャヒャヒャ?
それは大きなくちびる!?両端には小さな翼がついていて、口を大きく開けて笑っている。私の体を過ぎる時それが通ったところは猫に舐められた時と同じ、ザラザラっと。
一瞬で家を抜けて行きどこかに行ってしまった。
それと同時に私の体は自由になった。
あれはなんだったのだろうか…もしかして見たのは私だけ?これもまた誰も信用してくれない体験…。