印税の性質上、寄付に寄らざるを得ず、関心が無かったらそれまでだ。我々が、喰って行けるかは我が儘であり、ごく限られた人間しか売れない。それは有名無実にして、作品を仕上げなければならないという認識だ。
作品がなかったら印税もない訳で、どうゆう作品が売れるかなど読者次第だ。取り分け読者は優柔不断が多い訳だから、関心のある物しか読まない。作品如何によっては、全く読まれない場合がある。
そんな場合、テレビで観戦するか、過去の作品を見るかして自分を慰める。斯くして、人間は偉いだとか言われたいものだから背伸びして当然だ。当然の結果、人間にある偏見と価値の身分化に悩まされ、自分は何者で、何をする人なのか解らなくなる。
そんな時、人間は起点に戻り、背伸びした分の不足を補う意味で頑張らなければならない。つまり、結果が付いてまわるスポーツにして見たら明らかだ。臥薪嘗胆など言っていないで、人間の沽券に価値を見出したらどうだ。