京都・幽霊長屋に住んでた頃(ジャンル:ホラー)1

さんちゃん  2010-06-16投稿
閲覧数[521] 良い投票[0] 悪い投票[0]

僕は家元が寺なので
比較的怪奇には鈍感だ


夏休みになると
家元の寺は敷地内に
墓場を備えており
朝から夜まで掃除を
させられ
寝るときは本堂だった


中学の頃
好きなテレビは
あなたの知らない世界

この番組をみるためだけに学校をサボるという
変わった子供だった


大学に入学し
三年生になったときに
一人になる部屋が
欲しくなった

余り感心できる話ではないが貧乏なので
女性の部屋を点々としていた


…しかし貧乏

後輩の陽ちゃんが
能天気に提案してきた

家賃5000円の
あそこが
あるやないですか…


どこのことを言ってるか直ぐにピンときた


幽霊長屋と言われてる
いわくつきのボロ屋

学校から近いし
立地としては申し分ない

しかし
家賃5000円ながら
20室あるが
入居者は三人という
有り様だった


それだけいわくつきの物件だった


〜続く〜



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さんちゃん 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]
コルセット並の着圧!
モノ足りない筈なし


▲ページトップ