――503号室
猛「明日なんて緊張するなぁ。」
猛は荷物を整理しながら呟いた。
慶「うん、そうやな」
慶太郎はベッドの上に座り足を伸ばした。
慶「……タケ、光希から…なんか聞いた?」
猛「ぎくっ!……うん…でも…なんで…」
慶「俺、あいつに勘違いされてる気がする。」
猛「え?」
慶「俺が言いたいのは…俺の気持ちはこうじゃないのに…なんか…」
膝をまげうつ向く慶太郎。そんな慶太郎を見て微笑む猛。
猛「慶太らしくないやん」
慶「俺…かっこわるい。」
猛「ははは。でも、俺はそんな慶太も好きやで?」
慶「……俺、どうしたらいい…?」
猛「そうやなぁ…」
鞄を閉め、猛は慶太郎と向き合う。
慶「…?」
猛「そのまま伝えたら?」
慶「え?」
猛「お前が俺に言ったんやで?」
慶「…そっか、そうやったな…でも…」
猛「でも?」
慶「無理……」
さらにうつ向く慶太郎。
猛「……(^_^;)」