スカバンburn!!最終章 -109- 弱気

きゃしー  2010-06-16投稿
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――503号室

猛「明日なんて緊張するなぁ。」

猛は荷物を整理しながら呟いた。

慶「うん、そうやな」

慶太郎はベッドの上に座り足を伸ばした。

慶「……タケ、光希から…なんか聞いた?」

猛「ぎくっ!……うん…でも…なんで…」

慶「俺、あいつに勘違いされてる気がする。」

猛「え?」

慶「俺が言いたいのは…俺の気持ちはこうじゃないのに…なんか…」

膝をまげうつ向く慶太郎。そんな慶太郎を見て微笑む猛。

猛「慶太らしくないやん」

慶「俺…かっこわるい。」

猛「ははは。でも、俺はそんな慶太も好きやで?」

慶「……俺、どうしたらいい…?」

猛「そうやなぁ…」

鞄を閉め、猛は慶太郎と向き合う。

慶「…?」

猛「そのまま伝えたら?」

慶「え?」

猛「お前が俺に言ったんやで?」

慶「…そっか、そうやったな…でも…」

猛「でも?」

慶「無理……」

さらにうつ向く慶太郎。

猛「……(^_^;)」

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