南高の生徒達は
陸上部のエースの
修さんを見に来てた
修さんは
カッコよく
少女漫画の
男の子みたいで
その上全国大会でも
上位を目指せる実力者
練習では
修さんが抜群に早く
後の部員が続き
僕は必死に最後列に
ついていく
練習が終わり
南高の女の子達は
修さんの周りを囲んだ
僕は他の一年生と
一緒にグランド整理を
していたら
長富が
僕と話したそうに
輪から離れているように見えた
グランド整理が終え
一応声をかけることにしようと思ったが
先に長富から
話しかけてきた
「陸上部入ったんだ〜
ビックリしたよ」
長富は(中学ん時からそうだが)あまり自分から男子に話しかける性格ではないので
一緒に来てた
女の子達は驚いたようだ
えー(長富)厚子
誰中学の同級生?
女の子達の
興味は僕に移った
僕は曖昧に笑っていたら
長富さんは
笑いながら
ハッキリ言い切った
うん!
中学の同級生で
私の大好きな人!
えっ…
僕以上に
一緒に来てた女の子達は絶句した
〜続く〜