ほっぺキングダム 62 〜ご乗車ありがとうございます?地下鉄で冒険〜

るー6  2010-06-19投稿
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「うわ〜。なんか冒険って感じ?」
おかたくは思わず言葉を洩らした。
「ドアしめよう。」
ドアは手動で開閉を行う。しのたくがドアを閉めた。「ドア閉めたら、自動的に発車するよ。」
しのたくはちょっと興奮していた。
電車に乗るの…あんまりないからなのかな。
発車してすぐ、おかたくは、
「どの位で着くの?」
としのたくに聞いた。
「んー。2時間くらい?」「じゃ…寝る?」
おかたくはすやすや寝始めた。
しのたくは、先頭に行ってわくわく、どきどきの地下鉄を楽しんでいる。
みーくんも、しのたくと一緒に電車の先頭で楽しんでいた。
有馬は、この2時間で、一人前のほっぺ戦士になろうと、トレーニングしていた。
「何も…景色が変わらないのが逆にいいね。」
しのたくの顔は笑顔に満ちていた。
「そうだね…?」
みーくんは少々あきれ顔。「こういう地下をどんどん活用すればいいのに…」
「うん…。だよね」
みーくん煙たそう。
「そもそも地下鉄っつーのはさ。」
「しのたく。」
みーくん、ついに。
「くどいぞ?」
と言った。
「あ…ゴメン…」
しのたくをも黙らせるみーくんの権力すさまじい。

その頃、空にぃ軍団は、
「私のほっぺの力は…神をも破壊する力にまで来た。」
空さまの演説の最中だった。そこには、1つ気になる発言があった。
「私は、ある1人の少年に呪いをかけている。」
そう…その1人の少年とは…。
読者の皆さん、倉庫での出来事を思い出して…。
「ほっぺの力は、呪いに過ぎない。これが…私がしたかった本当の計画…。」
本当の…計画。
アレンは食い入るように聞く。ハイエナのように。
「この少年…。知っているよな。」
空さまの手に掲げられた写真。
「坂野有馬。この人に、呪いをかけた。」
家来たちが騒ついた。
「静かにしろ?」
「空さま…?」
アレンの異常な空さまに対しての愛も、本気度を増していく。
有馬に忍び寄る呪い…。
いよいよ、決戦の2文字がちらつき始めている。



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