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真奈美は
少し不満そうだ
蹴散らしてちゃえ
いや…
僕はそんな野蛮なことより早くホテルに行きたいんですが…
仕方なく
真奈美を説得
あのね
今揉めたら
スル時間なくなるでしょ
真奈美は不満そうだ
そうこう
二人で揉めてるウチに
不良逹のうちの
一人がシビレをきらし
肩に手をかけた
オッサン早く金だせよ
僕は人(男)に身体に
触れられるのは
大嫌いだ
喧嘩において
肩を掴む距離に
いるなんて
僕の辞書にはない
折っては可哀想なので
肩に捕まれた手を
軽く逆にとった
テメエ!やりやがったな
別の一人が
殴りかかってきた
反射的にカウンターで
顔面を殴ってしまった
あちゃあ…
当時僕は
不摂生の塊で
体重100キロ超
ひょろいアンチャン(不良)は失神してしまった
僕は心底不良逹に
お願いした
もう許してくれや!
※自分から殴っておいてよく言うって感じだが…
〜続く〜