……キーンコーンカーンコーン……
今日も一日が終わった
彼女にとっては、今から一日が始まるのだろうか?
そう思ったが、すぐやめた。クラスも存在感も違う…学校の太陽的な存在になっている彼女に近づきたい!…とドキドキワクワクしていた事は、もう諦めようと決めたのだ。
「上岸!帰ろ。」
数少ない友達と家に帰った。
――もう少し自分に特技があれば…もう少し自分に優秀な頭があれば…もう少し自分に運動能力があれば…もう少し自分に人気があれば……
(時間の流れは不思議なもので、少しずつ少しずつ…彼女をタレントのような存在に思えるようになった)
3年の春
最後の一年間
これから…
この時、思いもしなかった!ドラマチックな!1年が!!始まろうとしていた!!!