僕と同じ髪の色  〈短〉

快雅  2006-08-28投稿
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「ちょっと!」
 純弥はグイグイとものすごい力で麗久を引っ張っていく。
「・・・・・ここでいいか・・・」
 純弥は独り言のようにそう言って手を放した。そこは廃墟になったマンションの個室だった。
「君さ、僕に対してあれはないんじゃない?」
「・・・本当のことだもん」
 麗久は勇気を持ってそう言った。
「はー・・・」
 純弥はため息をついた。だるそうなため息だった。
「いいかい、良く聞くんだよ。・・・僕はね・・・・・・・・」




  さあ はじめよう

      殺人人形が 恋したはなしを ・ ・ ・ ・ ・

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