スカバンburn!!最終章 -112- 慶太郎のやきもち

きゃしー  2010-06-25投稿
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拓波翼美秋聖「!?」

光希の腕を握る伸昭の手。
その腕を掴んで伸昭を睨む慶太郎。

伸「…」

光「けいた…ろう…?」

はっとして慶太郎は自分が掴んでいる伸昭の腕を見下ろした。

慶「……あ。(ついうっかり手、出しちゃった)」

伸「何…かな…?」

慶「あー…えっと、(この状況、どうしよ。今さらひけねえや…)」

慶太郎はさっきとは違い、遠慮気味に伸昭の目を見つめた。

猛(行け!慶太!!!がつんと言ったれ!)

光「…?」

伸「…」

伸昭は怪訝そうに慶太郎を見つめる。

慶「あの…“光希”、じゃないです。」

伸「…え?」

光「ん?」

猛「…は?」

慶「“光希”じゃなくて“みっきー”です、あだ名。」

皆「(゜_゜)・・・?」

慶太郎はさっきより力をこめて言った。そんな彼とは違い、メンバーの顔にはハテナが浮かぶ。

伸「あぁ、そっか。ごめんごめん」

伸昭だけは何か理解したのか笑って手を離した。

美「どういうこと?」

猛「ん〜(-_-;)自分以外の人間が“光希”って呼ぶのが嫌やったんとちゃう?」

美「何それ」

聖「ただの焼きもちやん」

拓「…」

光「慶太郎…?」

慶太郎は黙って光希の横を通り過ぎた

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