四才の時に両親が離婚し、
愛の母親の手ひとつで育てられた真子は
高校受験で、青森一の高校
「聖皇白百合学園高校」
にトップで合格。
1年の時、芸術コンクールで大賞
3年生の時に、真子は自分の実力を生かすために
学校を卒業した後、
日本でも有名なデザイン校
「日本デザイン芸術専門学校 東京支部」
の三年制に入学。
この専門学校は世界に支部を出しており、東京からアメリカまで
数多くの国で芸術家を輩出している学校である。
真子の実力はやはり、世界に通用する実力らしく
世界から数多くの学生が大賞を狙うコンテスト
「ワールド デザインアートグランプリ」
に作品を投票し、
大賞ではなかったが、約2570作品の中から二位の銀賞に輝いた。
そののち、
2003年の春に無事卒業
一年間だけ地元青森に滞在することにした。
理由は
生き別れた弟のような存在の弟を探して、
一緒に東京で住む夢を実現させるために。
しかし、生き別れた男の子の名前も住所もなにもしらない。
叶わない夢かもしれない。
でも真子は、その夢を叶えさせるために青森に飛んだ。