少年の頃の友情は 何よりも純粋で ふと思い返すと その記憶は 夏草の匂いを 孕んでいる 線路に沿って 途方もない旅をした 僕らはあの日 腹ペコなのに なぜか笑っていて それはこの世の 幸せそのものだった 蒸気機関車に ひかれそうになり 運転手を 罵ってやったことも 少ない有り金を 寄せ集めて コーラを 分け合ったことも 全ては何にも劣らぬ 幸せそのものだった
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