さぁ、言うぞ!
勇気を出せ!俺!!
「ゴホン、では命令だ・・・。」
「なんでしょうか隊長!」
敬礼しながら大きな瞳でこっちを見てくるユウカ。その正面に正座して、いざ―\r
・・・なんだっけ。昨日寝ずに考えたんだ。ロマンチックな言葉・・・女の喜びそうな・・・
「・・・あ〜・・えっと・・。」
「ん?」
一緒になろう幸せにするよ家庭を作ろう一生守るよ俺についてこい・・・
「なぁに?」
「だからつまり・・・俺と・・・」
「どしたの?なぁに??」
毎朝味噌汁をつくってくれ親に会いに行こうずっと隣にいてくれお前がいなきゃだめなんだ・・・・
「コウちゃん!どしたの?」
「あ〜だからっ!俺と結婚しろっ!!!」
終わりだ・・・
なにやってんだ俺・・
これじゃ脅迫じゃねぇか・・・
がっくりうなだれた俺の耳に可愛らしい声が届いた。
「らじゃあ。」
慌てて顔を上げる。目の前には敬礼ポーズで微笑むユウカ―\r
「ユウカ―っっ」
抱きつこうとした俺の顔をまたわしづかみにして、ユウカは言った。
「もぅ一回ゲームしよ?負けたら言うこと聞いてね。」
「え?」
「はい、すたぁと。」