貴女の愛に甘えて
依存するだけの私は
いくらかき集めても返す愛がまるで届かない
今一秒の後悔が
次一年の後悔となり
私の手足を拘束して
動けなくする
あれから
貴女の愛を自分で
焼いて
何度、見つめ直してみても
手に残る灰達は
風が吹くたび
サラサラ舞って
すぐに元の形を奪い去る
どうにもならないことならば
悔いやまぬように
もう一度だけ
今一秒の後悔が
鳴り止まぬ後悔となり
私の手足を拘束するならば
誰にも邪魔されず
誰にも壊されず
私だけの時間にしたい
だから
今からの一秒は
私に下さい
どうか
貴女の一秒を
私に下さい