ぷろぽーず 6

るぅ  2006-08-28投稿
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――と思ったのは気のせいじゃなくて、実際俺はそのまま後ろに倒れていた。

なんだそれ。可愛すぎるだろう・・・やられた。まいった。

たまらなく胸が熱くなる。多分ゆでダコみたいに真っ赤になってる顔を両手でおおった。ユウカがのぞきこむ気配がする。

「コウちゃん、返事は?」

「・・・らじゃあ・・。」

指の隙間から見えた笑顔は冗談じゃなく天使みたいだ。

ふいに手を伸ばし頬をなでる。そのまま引き寄せると、今度はなんの抵抗もしなかった。
長くつつみこむようなキスのあと―\r

見つめあい微笑みながら、同時に囁く。

世界で一番愛しい人へ。

世界で一番ふさわしい言葉を。


『愛してる。』


想っているだけじゃ伝わらないこともある。
だから、言葉がある。
それだけじゃたりない時もある。

だから、触れ合う。


強く抱きしめ合う俺たちを、窓からさしこむ月明かりが優しく包んだ。



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