試験の結果は
理数特別クラスの基準を満たしていた
しかし
得意な理数ですら
長富ましてや
成瀬さんには完敗だった※成績上位者は名前が掲示される
三沢君は
特別クラスは届かないが
総合（全科目）の
Ａクラスの基準は
クリアした
※Ａクラスは特別クラスの一つ下のクラス
僕は（図々しくも）
三沢君のお母さんに
（僕の）授業料を
出してもらい
毎週土曜日に
三沢君と進学塾に
通うことにした
・・・・・・・・・
次の週
特別クラスの教室に
長富と入った僕を見て
成瀬さんは
少し驚いたようだ
（長富）厚子の同級生
いきなり
（特別クラスに）
入れるなんて凄いね
と言ってくれた
僕はまどろっこしいのは苦手だ
いきなり切り出す
成瀬さん
一目惚れしちゃったよ
付き合ってくれ！
さすがの
長富が
少し狼狽えてる横で
成瀬さんは
大笑いして言った
私
スポーツカー乗ってる
彼氏いるよ
僕は自信満々に言い放つ
男（彼氏）と
ナシつけりゃあ
（話つければ）
エエんやろ
成瀬さんは
自信満々の僕に
驚きながら言葉を足した
彼は
アメフトの選手で
喧嘩も強いよ
僕は成瀬さんに言った
なるべく
人気の少ないとこで
ナシつけるから
来週
（進学塾の）授業の後に
適当な場所に連れてきて
〜続く〜
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