恋愛に使えるな

古代魚  2010-06-30投稿
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 1+1が、2にも3にもなる。2+3が、5にも6にもなる。つまり、余分に数えて争いを無くす。誰でも都合の悪いことはあり、話す事情によっては争いを少なくする。その意味で、人間対人間の場面でよく、2+3が、5にも6にもなったと自慢するのである。



 自慢がなければ生きている意味に辛く、辛抱するにしても悲哀だけで生きて行ける程、世の中甘くない。人間には自慢が付き物だ。影だが、人間にある一種の温もりである。人間が2+3といえば、影が5にもなり、6にもなるのである。



 付け足す意味だ。でなければ悲哀どころか、人間の感情一切は溝に浸かったままだ。侵略はいかん。誰でも解っている。何故、いけないのか、にっちもさっちもで教えるのである。それは影だが、人間の役目として日陰の身とか、日向の当たらない身分などと呼ばれる。


 浮かばれない浮き世で、影は日常の闇雲から頭角を現すのである。付け足すことを忘れなければ、人間の役目として何とか合格だ。人間の役目とは日常のありふれた、また日常を征した中にあり、日常を離れた所に影は見当たらない。そこには空虚な夢物語があるだけだ。





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