ほっぺキングダム 最終話〜感動のフィナーレがここに…。また、次の作品の紹介も?気になるタイトルは〜

るー6  2010-06-30投稿
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みーくんは、深くお辞儀をした。
「こんなに高橋くん大きくなったのに、墓参りに来てくれるなんて、感謝のしようがない。」
みーくんは、首を横に振った。
「僕は…有馬が死んで…。ずっと1人だと思い込んでいました…。独りぼっちにしないでって、ずっと呟き続けていました。死のうとした時もありました。」
ほのかな春の香りが、みーくんを包み込む。
「でも…。」
みーくんの目に涙が光る。
「ここに来ると、1人じゃないような気がするんです。」

「そう…。」
有馬の母は感慨深そうに頷いてくれた。
「またきっといつか会えるから…。そう約束したんです。有馬と。だから僕は、死ぬまで、有馬に会いに行くつもりです。」
みーくんの目に光る涙。
これで…泣くのは最後。
有馬の母に、強く抱きしめてもらった。
「ありがとう高橋くん…。有馬も幸せだ…?」
今までで1番、次へ進める涙を流したかもしれない。春風がそっと…思い出を蘇らせてくれた。

おかたく。いつも場を和ませてくれてありがとう。
明日、墓参りに行くから、待ってて。
ちょっと金に敏感なおかたくだけど、実は優しい人なんだよね。僕は分かってる。
おかたくの分まで、精一杯生きよう?

しのたく。頭良すぎて、僕の頭じゃ到底追いつけなかったよ?
賢くて、頭が切れる。
有馬の大雑把なリーダーシップを正してくれたのも、しのたくだったっけ。
また一緒に…地下鉄乗ろう。
僕が飽きない程度に?

坂入くん。
いつも一緒。だったよね。坂入くんは僕の親友でした。
例え敵になっても、僕は信じていたんだ。
絶対元の坂入くんに戻ってくれるってね。
でも…少なすぎたね。一緒に笑えた時間。
それでも…ありがとう。

みんなの友情は、いつまでも不滅だね?
みーくんは、次への一歩を踏み出そうとしていた。

あらゆる過去を乗り越えながら。



突然ですが、お知らせです。
ほっぺキングダム、終わってしまったけど、ほっぺの夏祭り企画は5週目まで続けますのでご安心ください。
そして、さんちゃん日記でも言った様に、次はノンジャンルで、街づくりコンサルタントの奮闘を描いた、『タウンキーパー』を書く予定です。
街づくりコンサルタントとは何か、どういう仕事をしているのかを、わかりやすく物語にした作品です。
ぜひ読んでください。
連載は、7月2日からスタートします?
るー6でした。

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