恋をした。あの春に…。
「優羽（ゆう）ちゃん新聞係やるの?」
「うん、五年生のときもやったしね。彩（あや）ちゃんはイベント係ね？」
イェス！！
とさけんで、彩ちゃんは、係の子と一緒に話し合いをはじめた。
紹介が遅れたけれど、わたしの名前は、
車谷優羽（くるまたにゆう）。小学六年生わたしの学校は、全校生徒２８人の小人数校で３，４年生と、５，６年生は同じ教室なのだ。
だから、最上級生はうるさい五年生といっし…「ぎゃあっはっは〜！」
でた。ガキめっ
ー…うっせ…。ま、いっか
ー…わたしの相手は、だれだろっ?
「車谷さん新聞係?俺なにすればいいわけ?」
「一（はじめ）じゃん。あんたなんだ。な〜んだつまんないっ」
「うるせぇよ」
「一、あんたさ、年上に対する礼儀しってる?１コだけだとしても年下は年下じゃん。」
ここから、
わたしの恋ははじまった
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