「おはようございます?」5人は、あまりの威勢の良さに驚きつつも、お辞儀をして迎えてくれた。
「君が…河内くんか。」
「はい?」
「良すぎる…返事だ。私はここの所長の原田だ。宜しく。」
「よろしくお願いします?」
河内は勢い余ってお辞儀したら机に頭をぶつけるというありきたりな笑いを取ってしまった。
「とりあえず…みんなに挨拶を。」
原田からそう促され、大介は挨拶した。
「河内大介です?血液型はO型?趣味は体を動かすことです?宜しくお願いします?」
「よろしく〜。」
みずきはすぐ拍手して新しい男として讃えた。
「じゃ…この河内くんとパートナーになってもらうのは…大山。」
「えっ…私?」
大山はちょっと嫌な顔をした。
「君だけだ。ペアができてないの。他の3人は3人で1グループだし…。」
大山は、1人でずっと仕事してきた。
それが楽しかったかどうかは、本人にしかわからない。
「…わかりました。」
「じゃ、河内くん。大山くんの隣座って。早速だが問題に取りかかってほしい。」
河内は、大山からレポートを渡された。
「…地元商店街再生?」
「そう。ここの商店街を再生させる計画。」
「やっぱり、今のままじゃ、ダメですからね。」
大山は、少々煙たいと思ったのか、
「とにかく、私についてきなさい。」
「はい?」
大山と河内は、2人で商店街を見てまわった。