すると、少しずつ思い出してくる。
あぁ・・・・
私の名前は松下じゅん
子供が三人、男の子が二人。
女の子が一人。
皆、年子で、五年の間に、ボトボトと、産み落としたのだ。
色々な事を
経験して、さっきの海老と、このだだっ広い
マンションで
暮らしてるんだ。良かった。
私は今幸せなんだ。思い出して良かった
その間30分ほど
余りにも冷静に、思い出した
だが、その間、
とてつもない、
不安の中にいた事は間違いない。戻った記憶に、このうえない
安心感を覚えた
煙草に火を付け
初めての、経験について考える
もし、記憶が戻らなけれは、どうなってしまうのか。今度は
その場面について想像する。
あぁ〜考えたくない。
ガチャン
キッチンで音がした。
(続く)