僕は死んでしまった
自分では分からない
でも…みんなの反応を見ればわかる
誰も僕にきずいてくれない
僕は何をやり残したのか?
学校の階段の端で考えてみる。考えても考えても分からない
「大丈夫ですか?」
女の子の声びっくりした。
「僕が見えるの?」
「うん、見えるよ」
この人は僕が見えるんだ。助けて貰おう
「僕は幽霊です。本当何です。この学校にやり残した事があるからここに居るんだと思います」
「幽霊なの!可愛いね君。名前は?」
思い出せそうで、そうだ、たしか
「七瀬 可憐」
この名前だ。初めて思い出せた、
「君の未練探し、私も手伝って上げる、私は桃山 菜々 よろしく」
「桃山さん よろしくおねがいします」
「菜々でいいよ」
僕にも希望の光が見えてきた。
暖かい日差し、初めて温度を感じた瞬間だった。
「まず、どこから回ろうか?」
どこに僕の未練があるのだろ?
「分からない、でも全部回れば、何か分かるかもしれない」
「じゃ音楽室から回ろうか!」
「うん」
そして僕達は音楽室、理科室、などいろいろ回った
そして何もないまま日が落ちた
「じゃ私は帰るわ」
「バイバイ」