結局、断られ一人ですることになった
「本当に弱虫な奴だな〜。後ですごいと思わせてやる」
だけど、ちょっと不安だった
そんな事考えていた時あることに気がついた
「どうやって頼むんだろ?」
「お兄さん、何か願い事あるの?」
「ウワッ、ビックリした!」
そこに突然現れたのは小学生ぐらいの女の子だった
普通の服装だけど、首に鈴のついた首輪をしている
肩には鳩ぐらいの鳥が乗っていた
どことなく、不思議なオーラをだしている
「お兄さん、答えてよ」
「えっあ〜うん。あるんだ」
「止めた方がいいよ?頼み事で取られる物が決まるから」
「そうか。でも、俺にはすごく叶えてほしい事があるんだ」
俺には従兄弟の兄がいた
いつも遊んでくれていた、優しい兄
俺をかばったせいで死んでしまった
「それなら、教えてあげるよ」
「知ってるのか?」
「うん」
「教えてくれ」
「夜に、窓開けてからこの鈴を19回鳴らしてね。絶対に回を間違えたらだめだよ!叶えてくれなくなるから。そしたら、そのまま寝てね。朝になったら紙が届いてそこに、願い事かくの。もう一度さっきのやってくれたら叶えてくれるよ」
そう言って渡された鈴
「分かった、ありがとう」
「どういたしまして。叶うといいね。バイバイ」
女の子は消えてしまった
風のように
本当にこんな事で叶うのか
心配になってきた
俺の願い事で何を取られるのか
ドキドキの夜がくる
明日に向かって