「本恋」

まりこ  2010-07-16投稿
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彼は、子どもだ。

子どもが、そのまま、自分に素直な大人になった。

その荒削りさがあるから、仕事は成功していくのだろう。

たいへん魅力的で、彼に惹かれる思いをするのは、私一人ではないだろう。

だから、恋人だなんて、口が割けても、内外で言えない。

それは、私の中で処理出来れば良いと思ってる。

それでも、直に会って打ち合わせる時は、誕生日であったり、バレンタインやホワイトデーであるのは、そう。
そんなランチの目撃が流れた後は、いったい、どんな関係かと思わせるノリがあった。

あいつらってさあ、バレンタインに、ホテルで飯食って、そっから、アイアイ傘で、タクシーだぜえ!

バレンタイン。

そうでした。2月14日でした。
でも、ランチですよ〜……。

アイアイ傘って。

突然、雪が降ってきたんだっけなあ…。

傘、一本しかなくて…。

本当に次の打ち合わせに時間が足りなくて…。

二人でタクシーで移動したっけ。
市役所に行っただけなのに…。

でも、内心、ときめきがなかったと言えば嘘。

私は、いつの間にか、彼との食事が楽しみになっていた…。

いつからか、彼を愛している。

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