記憶の中の記憶8

いおり  2010-07-16投稿
閲覧数[307] 良い投票[0] 悪い投票[0]

リビングに置いてた人形売れたよ
あのマリーアントワネットみたいなの?
そう!
いくらでうれたの?
180万
うっそう、あんなのが、うそでしょ。
私なら捨てる
不気味だもの
主任の加藤さんに外出の、許可をもらった
余り遠くには行かないでくださいね。
近所の川に座り込んで、その流れをみていた。
自分も一緒に流れてるような錯覚をおこす。
そんな私にも一つだけ、思い出せない事がある。長男の正人。
彼が幼い頃は
天使のように愛らしく、女子高生などが二度見して、可愛い〜
といってくれたもんだ。
三人の子育ては大変だったが、
正人だけが5才までの記憶しかない。二人の子供達に聞いても
元気にしてるよ。仕事で忙しいみたいよ。
夫に聞いても、
仕事で外国にいってるよ、と口をにごす。
そうなんだ。
これも私の病気の一つなんだろうな。余り考えると頭が痛く、
なるので、その件については。
自分でセーブした。
親なりもの無心の心で、子供を見守る義務がある。多くを望まず、そっと見守るのが、真実の愛であり、絆でもある。
テレビが言ってた。
その通りだ。
続く

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いおり 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]
炭酸でシュワシュワー!!
痩身ジェルが進化!


▲ページトップ