(続-.-)y-~~~ ?

森田  2006-08-30投稿
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叶呼『………』


涙目になりながらも何かいいたそうな目で俺を見てくる。


こみあげてくる怒気が失せた。


叶呼『………ごめん』

やっと謝罪の言葉を述べた。


貴博『いいさ、別に気にしてないよ』


気にするなってのも無理だろうな。


叶呼『大丈夫?どこか痛むとことかない?』

身体は正常に動く、特に問題はない。


貴博『それより、君が俺をここまで運んでくれたのか?』


叶呼『いや…家の者を呼んだの』


家の者?


貴博『母親か誰かか?兄弟とか』


叶呼『違うよ、家のお手伝いさんみたいな人だよ』


お手伝い…。


貴博『叶ちゃんもしかして金持ち?』


叶呼『な、…だだ誰が叶ちゃんだ!』


貴博『お前しかいないだろ』


叶呼『ていうか、あんた最初会った時とキャラ変わってない?』


貴博『さっき電気ショック受けたからな。狂ったかも』


あ、しまった。


叶呼『………』


またうなだれてしまった。


悪いと思っていない訳がない。


貴博『…ハイハイ、そうシリアスになるなよ。悪いと思うなら変に気を使うな』


叶呼『…うん』


さて、長居しすぎたかもな。


貴博『さて、そろそろ帰るわ』


叶呼『…歩いて大丈夫?送って行こうか?』

貴博『いや、一人で帰れるよ。それにもう遅いし』


叶呼『……そう』


やけに残念そうだな。

罪悪感が良心を締め付ける。


貴博『今日はありがとうな、じゃあまた明日』


明日を強調して言った。

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