今まで以上に訳が解らなくなっていた。
あらかじめ師長から、説明を
受けていたのだろう。夫と先生は、うなづきながら同時に
そういう事ですそして私に対する行動も完璧
だった。
だから先生はすぐに入院を勧めるし、夫も私を
一人にしないよう、仕事も家で出来る物に変えたのだ。
その時の私には
夫しか解らなかったので彼の腕
にすがり、家に帰りたいとせまった。
毎日来るからもう少しいてくれないか。
そんなこと考えられない。
いやよ!今すぐ帰る。子供達にも逢いたい。
子供達は家にはいないよ。皆
独立してて
君の知ってるボロ家も引っ越して今はマンションの一階に住んでいる。
そんなこと、どうでも良かった
ただ私は夫の側
を離れたくないだけだった。
夫と先生が、外で話していた。
時間が長く感じ
さっきまでの事
を考えていた。
おだんご・・・
家に帰ろう。
もちろん
マンションに着いた。ドアの外側のボタンを何回かおすとトビラが開いた
何?今の?