彼は、みかけによらず、体が丈夫ではない。 同病相憐れむ意味合いではないが、やはり、大病を抱える私にとっては、彼が大きく引っ掛かったきっかけの一つと言える。 なにしろ、彼は、しょっちゅう、掛かり付け医の世話になっていて、私は私で、余命が図れない。 万一彼の看病をさせて貰える機会を得られるなら、私は、全てをなげうって駆けつけるに違いない。 こんな形でも、本気の愛なのだと強く言える。
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