「参戦とは言ったが…
やる気あるのか…?」
「ん?あるぜ?」
「それのどこが…
やる気があるって言うんだ!?」
「えー…(カチカチ)
だってー…暇だし。」
「捜すと言う暇つぶしがあるだろ!?」
私は、杉崎への説教で
時間を取られてしまった。
「なー…なんで?
あずにゃん怒んの?
俺、悪い事した…?」
「なっ…携帯いじってたからっ…!
ちゃんと捜せと言っただけ…」
「俺、隼人にメールしてただけ。
『どこにいんの?』って。」
「え…!?な…んだ。
メールしてたならっ…
はっ…早く言え…!
勘違いするだろっ…」
「あずにゃんって…
人を疑いやすいタイプかも…?」
「はぁ…?疑うタイプ?」
「いや…?何でも。」
私って…疑いやすいやすいのか?
私らしくないな…
「…せるんだ?」
「ん?あずにゃん…
もう一回言って。」
「どうやったら…
人を疑うのを直せるんだ?」
「え!?急にそんな…
分からねぇよ…↓↓」
「おっ!落ち込むなー…(汗)
ってか、森浦を捜すのが先だな…」
「目的忘れるなんて…
会長らしくねぇな(笑)」
「…会長だからって
しっかりしてると思ったのか?」
「ん。誰だって思うし。」
「そうか…皆、勘違いしてるんだ。
私の内面は…勉強なんて
くだらないって思ってるし、
成績なんて…どーでもいい。」
「あずにゃん…」
「変だと思うだろう?
まぁ…仕方がないな。
とりあえず学校を出よう!」
「…そうだな、あず…
『ちょっと…見て!』
『何コレ?ほんと!?』
「何ごとだ…?
私…見て来るから。」
皆何なんだ?廊下で騒ぐな。
ん?掲示板…?
「!?」
「あず…!?」
『あれ…会長!?
いつからそこに!?』
私はこればかりは許せなかった。
「誰?コレを張ったのは!」
「かっ…会長!?」
「誰なのよ!出てこないなんて…
卑怯者なんだからね!」
「あずにゃ…」
「喧嘩上等♪受けてたつわよっ!!」
音が丘高校生徒会長
森井あずさは
表は男口調だが
裏はツンデレ口調のヤンキーだったのだ。