今年も僕らの夏がやってきた。 一面に広がる田園、遠くにみえる白い塔。いつも見ているこの塔が今日は陽炎で揺れている。僕たちは三人で歩いていた。車の通り過ぎる音、煩い蝉の声。静かな夏の午後。ゆったりと時が流れ、飛行機のエンジン音が通り過ぎた。僕たちの夏が始まる。
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