B:次は服を選んでるようですね。
大「やっぱそれなりにキメねーとまずいしな…」
A:かれこれ30分経ちますね。
B:服の悩み時間が女子並に長いですね。
A:外見には異常にこだわるようですけども…ここで服が決まったようです。
着ていたシャツとジーンズを脱いで…カジュアルなスーツに着替えました。
大「よっしゃ…完璧じゃね?…うわ、超イケてんじゃん俺…」
B:典型的なナルシストですね。
A:何だか見ていて痛々しいですが…ここで大原さん何かに気づいたように止まりました。
大「あ、やべ…シャワー浴びてねー。」
A:…
B:…何故このタイミングなのか。
A:身嗜み整える前に気づくものですけどね。
A:さて…大原さんがシャワーを浴びて再び髪を整えています。
B:完全に無駄な時間でしたね。
大「やっぱかっけーな…麻莉奈もイチコロだな…」
A:やや行動に難ありといったところですが…
B:どうやら今日はデートのようですね。
A:だからあんなに気合い入れてるんですね。
B:ええ。ちなみにデートじゃないときの彼の写真がこちらです。
A:おっとこれは…何とも表現しようのない爆発具合といいますか…
B:引きこもりみたいですよね。
A:これがギャップというものなんでしょうか…と。着替えが済んだようです。
大「このレストランから見る夜景もすごく綺麗だけど、それさえも霞むくらい君は綺麗だよ。」
A:…何を言っているんでしょうか。
B:どうやら今夜のデートで麻莉奈さんに告白するようですね。
大「もうやだ恭也ったらー冗談やめてよー…
冗談なんかじゃないさ。俺はどうやら、君に惚れたらしい。
恭也…」
A:…何か一人でやり取りしてますが。
B:自分なりの黄金パターンをシミュレーションしているようですね。
A:…見てはいけないものを見ている気がします。
大「今日から君は、俺の、俺だけのものだ。…よし、完璧じゃん!」
B:どうやら、成功したようですね。
A:何ともコメントに困りますが…
B:完全に彼だけの世界に酔いしれてますね。
A:そのようですね…。えー…何か小さな箱のような物を鞄に入れ、立ち上がりましたね。
続く