がんばったで賞 2 〜×ゲームの恋のはずが〜

るー6  2010-07-30投稿
閲覧数[357] 良い投票[0] 悪い投票[0]

アキは、急に告白されて困った。
実際には、困っているのは、アキだけじゃなかった。カズヒロも、後ろを振り返り、友達のユウタ達に、
『これでいい?』と確かめていた。
アキは、『×ゲーム』で告白されているとは分からなかった。
カズヒロは、その時、友達に言われてしまった。
『デートに行け』と。
「え…そこまでは言ってなかったよな。」
仕方なく、カズヒロは、ノートの続きに、
『デート…しませんか。』と書いた。
…断られると思った。
…てゆうか、断って下さい。と思った。
耳が悪い人となんか、付き合いたくもない。
つまり、恋愛対象にないのだから。
でも、アキは、
『いいけど。』
とノートに書いた。
「えっ…いいの?」
カズヒロは驚いたが、さすがに嫌な顔を露骨に表さなかった。

×ゲームだ…。
カズヒロは自分に言い聞かせた。
でも、これが、恋っていうか、出会いだった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 るー6 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ