「この焼きそば、べにしょうが少なすぎ〜」
「え―普通ゃん。食い意地張んなよ」
「店員サ‐ン!!!べにしょうが増やしてくださ〜い。」
2人の女の子が海の家の前ではしゃいでいる。
それを遠目で見つめて、コウは言った。
「あの子たちかわいいなあ。でも彼氏いんだろ〜な(T_T)」
「さあね」
焼きそばを頬張る女の子は、なんとも愛嬌があり、Tシャツの下に水着を着ているようだ。
もう一人の女の子は
派手な水着を着こなしていた
「話しかけっか!?」
コウが提案した。
「は?」
「だからナンパだよ!!ナンパ!!
行くぞ!!ユッキー
( ̄∀ ̄)」
「…え」
俺はコウに手を引かれ、女の子たちの方へ走り出していた。